10月7日(水)、清田区民センターにて「成年後見制度」の勉強会を行いました。参加者27名。
講師にリーガルサポートさっぽろ会員 司法書士 古川良明氏と社会福祉法人朔風 常務理事 森本千尋氏をお迎えし、後見人の基礎と施設の立場からのお話を伺いました。
まずは古川司法書士から「成年後見人」とは何か?利用できる人は?なぜ必要か?なにが出来るのか?出来ない事は?等、基礎の基礎から始まり、例題を交えながらのお話は分かりやすく、自分の家族を思い浮かべながら、我が家なら後見人に何をお願いするのかを考えながら聞き入っていました。
一口に「後見人」と言っても本人の判断能力に応じて、成年後見人・保佐人・補助人とに分かれ、それぞれに与えられる権利も違い、本人が何を必要としているかを充分に検討する事が大事であり、本人の暮らしを守るための大切な制度であることが分かりました。難しいかな~と構えて聞いていましたが丁寧な説明ですこしづつ理解できたように思えました。
次に朔風 森本さんより施設の立場でのお話を伺いました。
現在朔風で2名の方が後見人を立てているとのお話に制度の認知は有るが、利用している人は少ないのかな・・と思いましたが、後見人を立てずに親や兄弟がその役割を担っているとの説明に納得でした。
又、朔風では高齢の方や体力が弱った方に特化しているグループホーム「そら」があり、2名の方を看取ったとのお話には涙がこぼれそうでした。
涙ばかりでなく森本節は笑いも有りで話しに引き込まれました。
将来的には必要になると思われる「後見人」、知識として覚えておくことは必要だと感じました。講演後は会場からも質問が多数出て、皆さんの関心の高さが伺えました。