6月22日、曇り空が広がるなか、長沼陽風会の見学に行ってきました。
長沼陽風会は開設から37年の歴史ある施設です。入所・通所などを合わせて
現在、156名の利用者さんがいらっしゃいます。
施設長さんからは開口一番、「皆さん、お元気ですね~!」とのお言葉をいた
だき、続いて長沼町内のグルメ情報をくまなくご紹介いただきました。
長沼町は札幌から車で数十分、ドライブがてらに寄って美味しい食べ物を楽し
むのにはちょうどいい場所とのことで、地元農産物を活用したグルメが多い町
とのことでした。
陽風会本体の建物は、以前に入所施設だったところを修繕しながら現在は作業
などの場所として利用されているとのことでしたが、とても37年前に建てら
れたようには思えないほど綺麗に使用されていました。
平成19年に建てられた居住専用棟はシックな木材の外観でなんとなくログハ
ウスを思わせる落ち着いた素敵な建物でした。
また、はちみつの瓶詰めや箱折りをする作業場、コンビニで使用する紙袋の仕
分けやジャム加工用イチゴの下処理をする作業場、カット野菜(玉ねぎ・人参
)の皮むきをする作業場などが陽風会本体に隣接しており、施設全体の敷地は
とても広かったです。
本体建物の見学が済むと次は陽風会のバスに乗せていただき、長沼町住宅地に
あるグループホームの外観を見せていただきました。施設長さんから物件購入
や内装リフォーム費用などのお話も聞かせていただき、札幌のグループホーム
事情との違いなど、なるほどと思うことも多々ありました。
グループホームを後にし、町内商店街にあるクリーニング店舗「クリーンライ
フ陽風堂」へ。ここでは一般的なクリーニングと、長沼温泉など近隣施設で使
用されるタオルやシーツや浴衣などのクリーニングをしています。雇用契約を
むすび(就労支援継続A型)最低賃金を保障されているそうです。利用者さん
は町内のグループホームなどからお店に通って働いてらっしゃいます。
最後に見学させて頂いたのは「ぱん工房陽風堂」。ここは就労支援継続B型で
利用者さんがお仕事されています。当日は残念ながらお店がお休みで、美味し
いパンを買おうと意気込んでいた育成会メンバーはちょっとガッカリ・・・と
思いきや!なんと!陽風会さんのご厚意で、見学参加者全員にお土産のパンを
ご用意していただきました!!粒あんたっぷりのあんぱんと、もっちり感のあ
るマフィンに参加者のテンションは最高潮!しかも、買えないと断念していた
パンでしたが、食パンなど数・種類に限りはあるものの、製品を売っていただ
ける事になり、在庫すべてお買い上げさせていただけました。
長沼陽風会の皆さまには、本体建物の見学はもとより施設のバスを出していた
だいたうえにお土産まで持たせていただき、至れり尽くせりの見学をさせてい
ただきました。ほんとうにありがとうございました!!パン屋さんへは、開店
しているときに是非もう一度来たいね!っと参加者は口々に語っていました。
陽風会見学後は長沼名物赤字丼で有名な「いわき」でランチタイム。施設見学
がメインですがここもメインということで、噂に違わずボリュームも味も満点
メニューに身も心も満たされました。 帰りの車は満腹メーターが振り切れ、
眠気との戦いとなったのでした。
参加者23名