4月15日(日)あいにくのお天気でしたが、かでる2・7に於いて、一般財団法人ゆうちょ財団主催、札幌市手をつなぐ育成会共催の勉強会「親も子も不安なく暮らすためにライフプランを考えよう」を行いました。
講師はファイナンシャルプランナーで、「障がいのある人とご家族のライフプランを考える会」会長の石川智氏です。
障がい児の父親でもある石川氏のお話は、ぐいぐいと「入ってくる」目で見てわかりやすいものでした。かなり重い話題でしたが、お人柄と温かい土佐弁で笑いを交えつつあっという間に進みました。
親と子のライフプランを並べた図は「親の〇歳の時、子供は〇歳である」とはっきり見比べられる形。
経済的に親と子が暮らすのは現実的でなくなる時が来る事をはっきりと突き付けられ、改めてギクリととされた保護者も多かったのでは…
北海道の平均工賃と障がい基礎年金、グループホームで暮らすと月額いくらくらいかかる等、具体的数値を出されてお話くださったので、まだ学齢の方にもイメージがしやすかったと思います。
2級年金でB型の平均的工賃だと何とか生活はできるがかつかつであること、親が退職したら資金的に援助できなくなること。平均需寿命の80歳まで生きるには。もし障害基礎年金だけになってしまったらいくら必要になるのか等々…考え方をわかりやすくお話していただきました。
さらに、親亡きあと子供が処分できない不動産をどう考えるのか、資産管理のあり方いろいろ、本人への金銭教育…話題は多岐にわたりました。
最後にまとめとして
・親御さんのライフプランも実現しよう。親の犠牲の上に成り立つのは間違い!
・まずは親の老後資金の予算化
・それから子への支援を考えよう。
老後の資金は老後になってからでは準備できないから。と締めていただきました。
参加者35名。
親亡き後については5/30(水)エルプラザ3階ホールで開催される通常総会後にも勉強会を実施予定です。はげみ5月号及び、総会資料封入チラシ(5月24 日送付予定)でご紹介します。
*資料の都合上5/21までの申し込みが必要です。