10月26日(土)午後5時より、避難所体験会を行いました。
今年も会場はみなみの杜高等支援学校体育館、6家族の体験者、講師、見学者を含む25名が参加しました。
① 避難所の体験
暗闇の中懐中電灯を頼りに、段ボールで間仕切りを作成。
ダンボールを床に敷いたり、四方囲むことで温かく過ごせる体験です。
お父さんが大活躍していました。
今年の非常食の試食は少量の水で短時間でやわらかくなる「おもち」を試食、好評でした。
↑ 段ボールを利用した間仕切り。
② 災害時の勉強会
ホップ障害者地域生活支援センターの杵淵さんから避難所の様子などを聞きました。
被災生活ではB(ベッド)・K(キッチン 食事)・T(トイレ)が重要
・段ボールベッドの展示、体験
↑ 簡単に組み立てられる段ボールベッド。
・耐熱のビニール袋を使ったパッククッキングという方法の紹介
・自宅にあるものを利用した食事
特に皆さんに知らせたいのが災害時のトイレ
自宅が停電、断水している場合は近くの避難所でも同じ状態で、トイレを通常通り流すことができない。
とても不衛生な状態になるので、自宅で過ごせるならば、自宅のトイレで災害用のトイレセットを利用するのが最善。
↑ ホップ障害者地域支援センター 枡淵さん。
③ 防災に役立つ情報の収集
札幌市障がい福祉課山本係長より日頃から情報を集めることが大事との話がありました。
活用できる情報を紹介していただきました。(それぞれネットから)
・札幌市で紹介している各災害、各区別のハザードマップ
(地震防災マップ・洪水・土砂災害の3種類があります。それぞれを必ずチェック!冊子あり)
・NHKニュース・防災アプリ(各地の情報や避難情報)
・豪雨レーダー(日本気象協会)
・川の防災情報(国土交通省)
・災害用伝言ダイヤル171(NTT)
・札幌市防災アプリ「そなえ」
今年も盛りだくさんで開催した体験会で、参加者の皆さんには「来てよかった、ためになった」と好評でした。
来年も会員の皆さんに災害について考え、防災について実行していただけるような機会を提供したいと考えています。
こんなこと知りたい、体験したいという事がありましたら、ご連絡を!
・先日9月13日に行われた「災害時避難についての勉強会」で札幌市に質問していたことの回答がありましたのでお知らせします。
Q 避難所にワンタッチテントを持ち込めるか?
ドア付きの個室タイプの備蓄予定は?
A 間仕切りのついた段ボールベットを調達する。完全個室になると、避難所内で職員、保健師が巡回して状況確認することが困難。
ワンタッチテントなど持ち込みは良いが、就寝時など限定的な利用を勧める。
Q 札幌市のツイッターの改善は?
A 町内会単位の詳細な情報は発信できていないが、迅速な情報発信に努める。
Q 防火管理者講習に防災に関する情報も盛り込んでほしい。
A 講習は全国共通でテキストに地震対策なども含まれている。
防火・防災には様々な資格がありすべての防災知識を集約するのは困難。