ライラックの花が満開に咲く清々しい季節になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
5月22日(月)に施設見学を行いました。今回見学させていただいたのは就労移行・就労継続A型・就労継続B型を有する多機能型の事業所である『セルプさっぽろ』です。
リラ冷えの時期でもあり少し肌寒い天候でしたが、31名のみなさんにご参加いただきました。
まずはホールにていただいた資料を参考にしつつ、職員さんから施設の説明を受けました。
施設での仕事のことや賃金の話など、参加者が知りたい情報が盛りだくさんの内容でした。
途中、B型就労についてや一般就労の難しさなど、施設に携わる方だから聞ける話もあり、皆さん真剣な面持ちです。
続けて、3班に分かれて施設を見学しました。班ごとに回ったところが違うので、1階から順に追いかけていきます。
1階は軽作業室と食堂がありました。
こちらは軽作業室の様子です。
ここでは箱を作ったり、タオルに印刷をしたり、ウェスを縫ったりの軽作業をしていました。
まだ5月ですが、おせちの箱なども作っているそうです。
みなさん集中して作業を進めていました。
2階は縫製の部屋でした。
ここではミシンの音が軽快響いていました。たくさんの縫い物が所狭しと並んでいて、その数に驚きます。
山のように積まれたエプロンを見て「これを全部作るんだなあ」と感動しました。
3階は裁断と縫製を行っていました。
皆さん黙々と作業していましたよ。
写真は白衣の布ですが、すぐ横には真っ赤な一枚布がありまして、キャディさんの服になるとか。仕立てまで全部するそうです。
見学後はホールにて質疑応答の時間です。
職員さんの丁寧な返答ののち、4月に就職したばかりの息子さんがいる保護者から就職後の息子さんの様子や親として感じたことなどの話があり、参加者の方々からため息が漏れるシーンも有りました。
最後に、入口付近で販売していたウェスなどの製品販売もありました。
バスタオルが3枚で600円など、大変お得な品物ばかりでした。
自立した日常・社会生活の支援のために力を尽くしてくれる職員の皆様に頭の下がる思いでした。
なによりも利用者のみなさんがいきいきと働いている感じがステキでした。
隣りにある小学校との連携もあって、4年生が社会見学にも来るそうです。
地域に根ざした施設なのだなと感じました。
札幌市にはたくさんの施設がありますので、いろいろと見学して進路の参考にしていただければと思います。