9/14(水)に工場見学へ行ってきましたので報告します。
朝9時20分に集合とのことでしたが、みなさん早めに集合して優秀でした。
当初は乗り合いで行く予定だったのですが、急きょバスに変更になっていたのは告知しました通りです。
そのバスが、15人ではもったいないくらいの豪華観光バスで、1人1列取ってもまだゆとりがある極楽環境!!
朝からテンションが上がりました。
最初に訪れたのは北海道はまなす食品(株)
障がい者雇用を積極的にされている企業です。1年間通って技能などを身に着ける能力開発センター部門があります。卒業生は即戦力としてがんばっているそうですよ。
食品会社の見学なので、用意された白衣などを身に着け、工場内を見学させていただきました。
不織布の白衣に帽子、マスクの他にスリッパにもカバーを付けています。
(ちなみに持ち帰り可能か聞いたところ驚かれました。そんな質問する方はいないらしい^^;)
身支度を整えたら工場に潜入です。
最初は外から説明を聞きます。
みんな興味津々ですね。
中にもお邪魔させていただきました。
こちらのレーンでは障がいのある方と健常者のスタッフさんが一緒に働いています。
毛髪混入は絶対禁止ですので、みなさんがっちりとした作業着を着ていました。
たくさん写真撮ったのですが、全部入れるととんでもないことになるので、最後に回った大豆の保管庫の写真です。
豆の種類がたくさんで驚かされました。
すごいと思ったのは、作業場のあちこちにわかりやすい指示書きがあったことです。
視覚的にもすぐにわかるし、何より確認しやすく指示が出しやすい。障がいがある方に配慮しつつ、スタッフ全員が理解しやすいように配慮されてると感じました。
こちらの工場では主力の納豆の他、さまざまな食品の加工やパッキングをしていました。
場所場所によって違ういい匂いにおなかがすいてきたころに工場見学が終わりました。
その後は社長さんからいろいろと話を伺いました。
通いにくかったのでますに相談してバス停を作ってもらったり、今までやらせていなかったことにチャレンジする体制を作ったりと、障がい者雇用に対して意欲的なお話を聞き、たくさん勇気をいただきました。
また、納豆に対してのこだわりあるお話があったりと、大変興味深いお話でした。
なにより社長さんが大変気さくな方で、話も面白くてみんなで大笑いしました。
まずははまなす食品の納豆を買いに生協に行こう!!と思った参加者ばかりだったに違いない。
さらに、たくさんお土産までいただきました。
ポーチは能力開発センター部門の生徒さんの手作りだそうです。全部顔が違ってかわいらしくて使うのがもったいない。
きのこだれの納豆は秋限定販売だそうです。濃厚な豆風味にキノコ入りのショウガと味噌のたれが合っておいしかったです(試食済み)。
はまなす食品の商品が売れれば巡り巡って雇用も増える、かも?と思いつつ、もらった納豆レシピとにらめっこしたのでした。
はまなす食品の入り口で社長さんとパチリ。ステキな社長さんで最後まで手を振ってくれました。感謝!
バスの運転手さんに撮ってもらいました。ありがとうございます。
続けて待望のランチタイム。
北広島福祉会レストラングリーンパークにて昼食でございます。
雰囲気のいいレストランといった風情です。
パンも売ってました。こちらもおいしかったです。
またーりと雑談。これもまたよし。
ランチ後はダスキン道央南総合工場にいきました。
大手企業ダスキンは有名すぎて書くこともないのですが、回収後のモップがどうなっているのかの見学ができました。
すべて丁寧な手作業でびっくり。正直なところ、機械に頼ってオートメーションなんだとばかり思っていたので驚きでした。
作業していたスタッフの皆さんの素早い手さばきも圧巻でした。
工場を一通り見学したのち、工場水がどのように処理されているのか、実験を入れて説明してくれました。
環境にやさしい一流企業はここまでするのだと感心しました。
ダスキンのレンタル料って高いなあと思っていたけれど、ここまでしているのなら納得です。
写真撮影が不可でしたので、帰りに工場入り口で撮った写真をあげましたよ。
みなさまありがとうございました。
そうそう、こちらでもお土産をいただきました。
ダスキンはフード部門としてミスドもやっているのは知っていたのですが、お土産にまでくれるなんて!!しかもSnoopy入ってる!!
いやー、テンション上がりすぎました。
いただいたエプロンもかわいくてありがたいです。娘の実習で使わせていただきます。
と、たくさんのお土産と知識を頂いて帰宅しました。
今回の見学で一番印象深かったのは、ダスキンで質問コーナー時に「障がい者雇用にはどのような配慮をしていますか?」と質問したところこのように帰ってきたことです。
「自分が入ってからずっと障がい者の方々はいますのでそれが当たり前で特に配慮とかそういうのは考えもなかったというか、普通に一般のスタッフと変わらないので特に配慮ってことではなく、その場その場で対応してる」
(この通りの答えではなかったかもだけどこんなような返答でした)
ああ、これが本当のインクルージョンなんだなあと感じました。障がい者だから何か特別に配慮がいりますってのはひょっとしたら逆に差別なのかしらと思ったくらい自然に出てきた社員さんの言葉に、とってもほっこりしました。
いつか周りの企業や会社の皆さんがこんな気持ちで受け入れてくれるといいなあと思った次第です。
長くなりましたが、以上、報告でした。
またのご参加を心よりお待ちしています。
参加者 15名
(おみやげとお弁当の写真はNT支部のN様よりいただきました。ありがとうございます)